山形県上山市公共下水道施設・上山市浄水センター
水質検査室から
顕微鏡の世界微生物のいろいろ
★★★  活性汚泥中の生き物  ★★★
微生物の写真 微生物の説明
名 称: ボルティケラ (Vorticella
分 類: 繊毛虫類、緑毛目
大きさ: 50〜150μm
(1μm=1/1000o)
出現状況:
汚水処理が良好に行われているときに出現する。このとき汚泥の沈降性が良く、上澄み水ときれいに分離する。
名 称: セファロデア (Cephalodella
分 類: 袋形の動物、輪虫類、遊泳目
大きさ:
120〜140μm
(1μm=1/1000o)
出現状況:

食物源は、主として細菌類です。流入汚水の有機物濃度が低く、負荷が少ないときに出現する。多量に出現すると処理水は白濁する。
名 称: カルケシュウム (Carchesium
分 類: 繊毛虫類、緑毛目
大きさ: 100〜200μm
(1μm=1/1000o)
出現状況:
良好期から活性汚泥の解体がはじまるまで出現する。多量に群生している状態では、多少解体していても分散上細菌が捕食されるため処理水の透視度は良い。
名 称: リトノツス (Litontus
分 類: 繊毛虫類、側口目
大きさ: 30〜200μm
(1μm=1/1000o)
出現状況: 高負荷状態から良好期に向かうとき、また、低負荷、解体期から正常に向かうとき出現する。
名 称: ボドフィリア (Podphrya
分 類: 繊毛虫類、吸管中目
大きさ: 40〜80μm
(1μm=1/1000o)
出現状況: 解体初期からフロックが微細化する時期まで出現する。しかし個体数は少ない。

  流入水と放流水を比べたものはこちらをご覧下さい。